対象分野

売上拡大

事業者

事業者名

有限会社 山精水産

事業者プロフィール

  • 代表者名 清水和臣                              
  • 水産物卸加工(伊達巻 製造卸、しらす 加工卸)                         
  • 従業員数 5名                                   
  • 住所 静岡県御前崎市御前崎486                    
  • 静岡県最南端の岬である御前崎で水産物卸加工業を営む山精水産は貴重で新鮮な海の幸を伝統の技で加工し、全国各地の市場を通して商品を販売している。伊達巻は食感にこだわり、石臼を用いた昔ながらの手間の掛かる製法で仕上げ、しらすはチップス状に加工することでおやつやおつまみとして気軽に食べられる提案を進めるなど精力的に事業を展開している

相談内容・きっかけ

  • 2016年から販売を始めた自社商品「しらすチップス」は発売以来、お土産品として多くの観光客から好評を得ていた
  • 新型コロナウィルス感染拡大の影響でお土産需要が減少
  • 従来のニーズではなく、普段使いのおやつやおつまみとして提案できる販路の開拓という課題の解決を目的によろず支援拠点を活用した

支援概要

支援担当者

山堀コーディネーター

連携支援機関名

島田掛川信用金庫

課題

ヒアリングによる課題の整理

  • 一般的なチップス商品や魚介系おつまみに対し、価格的優位性が少なくターゲット層に向けた付加価値の提案が課題
  • 地元小売店への営業戦略やメーカー支給の販促物の拡充についても対策が十分であるとは言い難い状況だった

課題解決の提案・アドバイス

  • 商品の魅力を一番理解しているのは開発者である事業者自身であるので、社員自らによる販促物制作を提案
  • 中でもPOPに関してはプライスカードではなく顧客の体験価値が伝わり、目を引くオリジナルのPOP制作について指導
  • 営業先としては静岡県内で多店舗展開をする雑貨・食品販売店や水産加工物商社をマッチングし、商品提案の機会を増やした

取組内容と成果

  • 販促物として会社独自のPOPが複数完成し、営業先へ案内
  • マッチングした株式会社四季彩堂(雑貨・食品販売店)、株式会社綾市商店(水産加工物商社)との商談もまとまり、定期的な取引に発展
  • 各販売先でのリピート購入者も着実に増えていると見られ、一度の発注では100袋を超える注文が入るようになった
  • 新幹線の駅や空港、コンビニエンスストアでも販売されるようになり知名度も上昇している

事業者の声

営業、事務、製造すべてに関わっている者もいる為、販路開拓も上手くいかずにいた所、山堀先生とご縁があり、販路開拓やPOPでの営業により、興味を持っていただけるお客様が増えた。

コーディネーターの声

営業経験の少ないメーカーにとって自社商品の営業活動は何から始めるべきかわからない、など課題が多い。今回のケースでは自社オリジナルの販促物を準備することから始め、マッチングした企業への提案で営業経験を積むことでノウハウを蓄積することを意識した。

事業者のビジネス

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